小学校から馴染みのある黒板。でも、黒板をつくる会社のことは、あまり聞いたことがありませんでした。だからこそとても興味が湧き、職場見学会に参加してみました。古くなった黒板の取り替えや、ICT教育に対応するための電子黒板、学校のリフォームに伴う教室への黒板の設置などなど。想像していた以上に、教育現場を支える重要な仕事だということに気付かされました。なにより、デスクワークではなく外で働きたかった僕には、黒板を施工する仕事が見事にマッチしたんですね。営業担当が仕事を受注し、受注した黒板の図面を設計担当が描き、それをもとに僕たち施工課が現場で設置する。黒板の納品は、まさにチームプレーで成り立っています。意見やアイデアを出しあいながら、一つの黒板設置が完了したときの達成感こそが、この仕事の大きなやりがいです。
僕が仕事をするうえで大切にしているのは、製品を慎重かつ丁寧に扱うこと。なぜなら当社の黒板は、子どもたちの未来を支える大切なものだからです。これは決して大袈裟な考えではありません。黒板をつくることは、子どもの未来をつくること。そんな姿勢で業務に取り組むことで、入社前は「どんな会社なんだろう?」とわからないことばかりでしたが、今では自分の仕事を誇らしく思います。当然のことながら、学校で施工させていただくことがほとんど。現場で、小学生の頃の担任の先生とばったり出会ったことも。自分を教えてくれた先生が、自分の設置した黒板で授業をしている。その姿はとても感慨深く、いい思い出になりました。「自社の製品を使っている人を見れる」というのは、やっぱり嬉しいものですね。
お客さまの間で評判になるほど親切な対応をするとか、困っている仲間の仕事を手伝うとか。“仕事以上の仕事”ができる人をめざしています。そのために必要なのは、広い視野を身につける教養だと考え、休日のあいた時間には読書をするように心がけています。同じくらいに、遊ぶことも大事にしています。キャンプに釣りにバーベキュー、ゴルフ、映画鑑賞、野球観戦etc…。仕事を充実させたいなら、人生を思い切り楽しむこと。「次の休みは何をしようか…?」働いているからこそ考えられる、贅沢な悩みですね。